アメリカ→官邸→マスコミによる支配
128553 「アメリカに食い尽くされる日本」を読んでA
 
小圷敏文 ( 壮年 大阪市 建築士 ) 06/08/19 PM07 【印刷用へ
アメリカに食い尽くされる日本・・・小泉政治の粉飾決算を暴く・・・
森田実・副島孝彦共著/日本文芸社刊 より
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●戦後の日本政治を陰から動かしてきたアメリカ

朝鮮戦争の時、マッカーサー元帥(GHQ総司令官)が戦略をめぐる衝突で闘ったのは、1950年に日本に派遣されたジョン・F・ダレス(その親分はロックフェラー家)で、その結果トルーマン大統領に首を切られて、米国に強制送還のようにして帰った。

第一段階が政界の従米化、次に学者の意識改造、さらには官僚のマインドコントロールという形で、アメリカは日本の指導層の意識改造に成功するのだが、それにはフルブライド奨学金の果たした役割が極めて大きかった。

60年安保世代がアメリカ留学して親米派に転向。次の全共闘世代が渡米して転向と、日本の知識層は日本をアメリカ化することが日本の利益になるという、大いなる錯覚を持つに至った。

それでも、80年代末までは、日本を思う気迫と独立心を持つ官僚はまだいた。日米通商摩擦をめぐる交渉場面ではそれなりに頑張っていたが、それに手を焼いたアメリカは、一歩早く従米主義に堕した自民党政治家を動かして官僚に圧力をかけた。

気骨のある官僚も絶望し、90年代前半には順応型官僚が増え、同時にハーバード大学出身のアメリカ的市場経済信奉者が増えた。そして、その仕上げともいえるのが、1998年2月の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」であった。それは、CIAがその名簿をインターネット上に流し、マスコミはその尻馬に乗って日銀と大蔵省官僚叩きをやることで愛国派官僚が引きずり下ろされた不祥事となった。

●戦争経済以外に突破口のないアメリカ

世界経済を支配する法則は「戦争経済」で、朝鮮戦争、ベトナム戦争、9・11同時多発テロの自作自演、イラク戦争と間隔は短くなるばかりで、今やアメリカは3年に一度戦争をやらないと生き残る道はないほどになっている。

●竹中平蔵は小泉首相の御本尊

2002年9月17日の小泉首相の北朝鮮訪問は、前月の8月末に発表していた。しかし、直前の9・11事件1周年行事に訪米し、翌日に日米首脳会談をしようとしたが、アメリカ側に「知らない」といわれて立ち往生した。

その窮地を打開したのは、竹中経財相とグレン・ハバード大統領経済諮問委員会議長との関係であったそうだ。その二人は、「日本の不良債権処理の加速化を小泉首相がブッシュ大統領に約束する」ことで、日米首脳会談を予定どおり行うようにしたのだという。

竹中氏は、アメリカが一番欲しがっている日本の金融部門をアメリカが自由にしやすいようにするための不良債権処理を加速化することを、ハバード氏の指示で動いたといわれた。

そして、その直後に、アメリカの思い通りに動かない柳沢伯夫氏が更迭され、竹中氏は経済財政兼金融大臣になった。それ以来、竹中氏はぐんぐん強くなっていった。

一頃は飛ぶ鳥を射る勢いであった竹中氏も、仕上のはずのNHK解体が失敗に終わってからは鳴りを潜め、22億円でニューヨークのペントハウス付き高級アパートを一棟買って逃げる準備を始めたそうだ。
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