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「生物的な知」と「機械的な知」 |
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( 37 愛知 建築士 ) |
01/10/05 PM11 【】 |
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こんにちは、吉国さん。
「情報の階層について」興味深く読ませていただいています。かなり難しいですが・・・
> 生物とは、創発的秩序形成能力を持つものと私は考えていますが、それがよりよく外圧適応するためには、絶えず変化している外圧に対して、少なくともその揺れ情報をインプットするシステムがまず必要(そうしなければ滅亡)と思います。(12003:吉国さん)
同感です。私も生物は、無限定である状況から、整合的な状況を創出すのだと考えます。
生物を取り巻く外部環境は、複雑に変動し予測不可能で既知の知識を超える無限定な状況です。しかし、その無限定な状況にも適応し生きています。
私達が暮らす社会も、無限定な出来事が常に起きています。この無限定な社会の中で、人間や組織はどうやって生きて続けているのでしょうか。
金沢工業大学教授の清水博氏は、このことを教える知を「生物的な知」と仰られています。これに対して、既知の知識、マニュアルなどの外的基準に照らし合わさなければ判断できないのが「機械的な知」です。
「機械的な知」は、ある状況ではうまく行きますが、常に予期しない出来事が起こる状況では対応できません。マニュアル化は、複雑な状況を単純化してしまいます。
現在のような既知の知識では突破口を見つけられない状況で求められているのは、生物が自然環境の中で絶えず判断(敵か、エサか)を迫られるような状況を生きていくための、リアルタイムに内的な基準によって判断する「生物的な知」が必要だと思います。
それを可能にしているのが、生物の持つ「創発的秩序形成能力」であり、その生成と密接に関連しているが「場の情報」だと思います。(まだ、整理できていませんが)
「機械的な知」と異なり「生物的な知」は、物質的・科学的な方法では、認識できないのではないかと考えています。その「生物的な知」がどうやって生成されるのか、大変興味を持っています。
吉国にさんの「情報の階層について」の続きを楽しみにしています。この辺り、私も考えてみようと思います。
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