生命原理・自然の摂理
127791 五度の大絶滅
 
村田頼哉 ( 34 高知 企画 ) 06/08/09 PM10 【印刷用へ
地球が誕生して46億年、生命が誕生して35億年。
その地球に生物が現れ現在までに大きな絶滅が五度起こっている。

逆境による進化を捉える場合には、この大絶滅を解明することが不可欠となるため、大絶滅の整理を行う。

【オルドビス紀末の大絶滅】
オルドビス紀を通して、ゴンドワナ大陸は南極へ移ってゆき、大きな氷河は海面と浅い海へと移動していった。これにより大氷河が形成されオルドビス紀の終わりを特徴づける大量絶滅が起る。

大絶滅は、この氷河の発達による気温低下と海水準の低下(海底であった場所が干上がり(※観測されている)、造礁生物が消滅する。)の両方の効果で大絶滅事変が起こったとされている。

突然全地球的な規模で発生し、海棲生物である腕足類の三分の一が消滅し、コノドント、三葉虫、コケムシ、他多くの造礁生物が絶滅した。

補)気温低下
気温低下の痕跡は石灰岩の減少であり、石灰岩は暖海のサンゴ礁で作られることから、この現観測は気温低下を示すものと考えられている。石灰質の緑藻の消滅が観測されていることも気温低下を示すと見られる。
(参考;リンク


【デボン紀末の大絶滅】
残念ながら絶滅を裏付ける説はないというのが現状です。しかし、「堆積学的にみた地球の大気組成の変遷」(リンク)から推測されるのは、中期の低酸素化状態への移行と、後期の酸素濃度の増加(寒冷化)の二つの理由ではないでしょうか?

一つ目は、ペルム紀に見られるほどの極端な低下ではないのですが、それまで一定であった酸素濃度の低下が絶滅に繋がったという見方です。

そして、もう一つは、進化過程を見比べたときに、デボン紀末には肺魚や両生類が出現しますが、このことからは浅瀬が進んだ(海水面の低下)という見方ができるかもしれません。
つまり、二酸化炭素が減り酸素が増えて、寒冷化(乾燥化に近い)状態がそれまでの生物を絶滅させたという見方です。


【ペルム紀末の大絶滅】(以下、126044を引用)
地中深くでは巨大なマントルの上昇流が発生。その結果、大規模な火山活動が起こり、大量の二酸化炭素が吐き出されます。その大量の二酸化炭素は温室効果で気温の上昇を生み出し、それと同時に大気中に放出されたメタンと酸素が化学反応を起こし、著しい酸素濃度の低下を引き起こしたようです。
この温室効果と酸素濃度の低下という環境の大変化こそが、陸・海生物大量絶滅の原因ではないかと考えられています。


【三畳紀末の大量絶滅】
ジュラ紀の開始は三畳紀末の絶滅から始まった。絶滅は地上と海洋の両方でおき、地上の方が数百万年早かったと言われている。海洋生物の20%と恐竜以外の祖竜、獣弓類が死滅し(最近日本で白亜紀の地層から化石が見つかっているのでこの説は疑問視されている。)、最後の巨大な両生類もこのときに姿を消した。

この原因として様々な説が提唱されているが、いずれも問題点を残しており解明はされていない。


【白亜紀末の大量絶滅】(参考;リンク
三畳紀からジュラ紀〜白亜紀に繁栄していた恐竜は約6500万年前に突如として絶滅してしまった。アンモナイトが完全に絶滅したのもこの時期である。原因は巨大隕石が地球に衝突、発生した火災と衝突時に巻き上げられた塵埃が太陽の光を遮ることで、全地球規模の気温低下を引き起こし、大量絶滅につながったと考えられています。

白亜紀とそれにつづく第三紀の地層の境界(K-T境界)からは全世界的に高濃度のイリジウムが検出されている。イリジウムは地表にはわずかにしか見られないが、隕石には多く含まれている。K-T境界のイリジウムは地球に衝突した隕石によって全世界にばら撒かれたと考えられ、これが隕石説の有力な証拠とされています。

 
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