健康と食と医
126719 ナノ粒子の危険性(これまでに指摘されている「ナノ」の危険性)
 
衛藤信義 ( 40代 東京 エンジニア ) 06/07/25 PM08 【印刷用へ
>●身体への影響は?(研究が始まったばかり)
>ナノ粒子の「生殖機能」や「脳機能」への影響が心配されるが、今後の研究成果を注目していきたい。(119491

これまでに指摘されている危険性について紹介します

●脳細胞にダメージを与える
2006年、サンスクリーン剤(日焼け止め)や化粧品に使われるナノ粒子が、有害な外部刺激から脳を保護する中枢神経系細胞ミクログリアの防御反応を引き起こし、長期的に持続させることが確認されました。これは「ナノ」二酸化チタンの神経毒性を初めて検証したもの。

●魚の脳とエラに有害な生理学的影響
04年、米デューク大学の生物学者エバ・オバドルスターは、ナノカーボン粒子バッキーボール(フラーレン)を加えた水に48時間曝露した実験で、オオクチバスの幼魚の脳とエラに有害な生理学的影響が与えられることを示しました。

●DNAを損傷する
04年4月、地域生物多様性開発保全プログラム(CBDC)のメンバー・ETCグループによって、サンスクリーン剤のナノ粒子がDNAを損傷すると報告されました。

●動物に蓄積し、細胞に取り込まれる
02年、生物環境ナノテクノロジー・センターの研究者らが、「ナノ」が実験動物の器官に蓄積し細胞に取り込まれると報告、「ナノ粒子は食物連鎖の入り口にいる」としています。

●肺への影響、石英ダストより有毒
02年3月〜03年3月、米航空宇宙局(NASA)の研究者らは、ナノチューブ(ナノ物質の一種)のラットの肺への影響に関する研究で、石英ダストより有毒な影響を与えると報告。
石英ダスト=石英(ケイ素の酸化鉱物)の微粉末。ケイ肺などと呼ばれ、肺が侵される。

●血液脳関門を通過する
03年3月、ETCグループは毒物病理学者ビビアン・ホワードによる「ナノ」の毒性に関する最初の科学的文献調査を出版。粒子が小さければ小さいほど毒性は高くなり、「ナノ」はさまざまな経路で体内に入り込み、血液脳関門のような膜を通過すると結論。

●食物連鎖に入り込む疑い(03年7月「ネイチャー」誌)
CBENの科学者メイソン・トムソンによる、ナノ粒子バッキーボールは土壌中を自由に移動できるという研究結果を掲載。このチームの未発表の研究は、ナノ粒子が容易にミミズに吸収され、食物連鎖に入り込み、人間にまで達することを示します。

●鼻腔から脳へ容易に移動(「EHP」04年9月号)
ロチェスター大学の環境毒物学者ギュンター・オドバルスターは、ナノ粒子は鼻腔から脳へ容易に移動し、鼻腔、肺、脳に蓄積することを示しました。

●母親から胎児に胎盤を通過して移動
04年1月、ナノ毒性に関する最初の会議Nanotox2004で、ビビアン・ホワードは、金のナノ粒子が胎盤を通過して母親から胎児に移動すると報告。

●カドミウム中毒を潜在的に引き起こす
04年2月、カリフォルニア大学サンディエゴ校の科学者らは、カドミウム/セレン化合物ナノ粒子は人の体内でカドミウム中毒を起こすと報告。


06年3月にはドイツで、ナノ粒子を含んだスプレーにより97人が被害を受け、うち39人は深刻な障害、9人は肺浮腫で治療中です。

ナノが有害なのはその小ささだけでなく、ナノが肺の奥深くまで入り込む時に有害な金属や炭化水素を一緒に連れていってしまうことにも原因があると考えられるようになってきました。

現在までの研究では、肺の中のナノは3種類のフリーラジカルを生成し、それが肺疾患と心臓血管疾患を引き起こしていること。
また、ナノは金属と発がん性炭化水素を肺の奥深くまで一緒に運び込み、喘息やその他の深刻な呼吸器系疾患を悪化させること。
さらに金属も直接脳にまで運び込んで老人班の形成を促進し、アルツハイマー病の兆候となることが疑われるなど報告されています。
 
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