思考革命:問題意識発から可能性発へ
126263 原因→逆境(不全)⇒どうする?⇒可能性収束  
 
四方勢至 ( 60代 京都 編集 ) 06/07/19 PM05 【印刷用へ
生成関係(実現関係)とは、どういうものか、それを習得するために、いくつかの事例を挙げておこう。

同類闘争→本能不全⇒共認機能
  この図解では、本能不全←共認機能は、成立しない。
  従って、この図解は厳密には成立しない。正しくは、
同類闘争→本能不全⇒どうする?⇒充足可能性⇒共認機能
  ここでは、共認機能を獲得できたので→充足可能になり→本能
  不全を解消できた、という逆←が成立する。

貧困の消滅→私権の衰弱→収束不全⇒共認収束
  この図解も、収束不全←共認収束は、成立しない。
  従って、この図解も厳密には成立しない。正しくは、
(貧困の消滅→私権の衰弱→)収束不全⇒どうする?⇒共認収束
  ここで、貧困の消滅→私権の衰弱→を( )に入れたのは、そ
  れらが、収束不全という逆境の原因にすぎないからである。
  ここでは、成・否二通りの逆←が成立する。即ち、
  共認収束を実現できたので→収束不全を解消できた。
  共認収束を実現できないので→収束不全が強まってゆく。

この様に、実現図解は⇒で表現されるが、逆←が成立しない時は、その図解は(厳密には)成立していないので、⇒イコール←が成立しているか否かは、実現図解が間違いなく成立しているか否かの、判定基準となる。

もう一つ、少し複雑な事例を。

貧困の消滅 ⇒ 工業生産から意識生産へ ⇒ 権力体から共同体へ
 |(下1本矢印)   |(上2本矢印)  |(下1本矢印)  |(上2本矢印)
 (欠乏の)収束不全⇒どうする?  (組織の)統合不全⇒どうする?
これが正解だが、ここで逆境(不全)⇒どうする?という実現図解の生命部を捨象してしまうと、
貧困の消滅⇒意識生産⇒共同体という単純図解となり、そうすると、
共同体が実現する為には⇒意識生産が、意識生産が実現する為には⇒貧困の消滅が必要だから、むしろ、
共同体⇒意識生産⇒貧困の消滅、従って、貧困の消滅→意識生産→共同体という因果関係の方が正しいのではないかという疑問が生じる。

しかし、貧困の消滅→意識生産→共同体が、左項の物理的な結果ではなく、その因果図解では捨象されて見えない項目である逆境(不全)⇒どうする?⇒可能性収束の結果であることは明らかであろう。
従って、貧困の消滅、意識生産、共同体は、一見、因果関係の→でも結べるように錯覚してしまいがちだが、実現の生命部である『逆境(不全)⇒どうする?』を各項に組み入れることで、因果図解に陥る危険を防ぐことができる筈である。
 
  List
  この記事は 126261 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_126263
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
335010 図解化の気づき「何度も何度も同化することで、可能性収束先がどんどん見えてくる」「⇒に篭められている中身を知る」 大越菜央 18/04/21 PM00
225500 図解の習得は、相手を思いやる心をも育てる? 人生 10/01/31 AM07
221855 なぜ、『逆境(不全)⇒どうする?』が実現の生命部なのか? 近藤文人 09/12/13 AM10
205515 「どうする?」により不全が課題化され答えが導きだされる 磯貝朋広 09/04/30 AM01
204986 どうする?=どう実現する? 小林雅志 09/04/23 AM10
204969 共認形成の原点は逆境(不全)の共認から 喜田育樹 09/04/23 AM01
202660 図解のポイント@:時間軸を[→、⇒]で表現するのは図解ではない 麻丘東出 09/03/22 AM06
191089 図解化の感想 Ka2 08/10/30 PM11
180189 なんでそうなったのかが理解できなければ、答えは出せない。 匿名希望 08/06/28 PM05
174236 「自分」ではなく、「全体」を意識したい。 おおさかじょん 08/04/16 AM11
171097 可能性収束の提示があってこそ文章が生きる 天心 08/02/18 PM06
164315 【図解】社会収束1 評価共認が生み出す同類圧力(前半) 橋口健一 07/10/28 PM06
142738 図解を書けども、書けども・・・ 塩貝弘一郎 07/01/19 PM01
世の中因果関係だけでは説明できない? 「ブログ de なんで屋 @東京」 06/11/28 AM01
138172 「繋げる」ではなく「繋がる」 斎藤直 06/11/22 PM05
132465 実現論の図解化演習は、実現思考を修得する最適の方法 松尾茂実 06/09/29 PM00
132231 生物進化のシンプルな共通原理 秋田稔行 06/09/27 PM05
130792 図解化は「どうする?」思考を定着させるトレーニングでもある。 匿名希望 06/09/14 AM00
129700 全文明の見直しを迫るパラダイムの転換(図解) 走馬灯 06/09/01 PM03
129013 現実感の再生 鈴木康夫 06/08/26 AM00
127603 目先の可能性は、真の可能性じゃない 島田早季 06/08/06 PM02
127446 豊かな国の日本人の可能性は? 冨田彰男 06/08/04 PM07
127181 ⇒共認収束・・でも、共認圧力が生み出せなければ答えにならない 狒狒 06/08/01 PM01
126927 何を構造化していけば良いのか? 澤根和治 06/07/28 PM10
126828 「どうする?」が抜け落ちている。 ひろいち 06/07/27 PM03
126788 「逆境(不全)⇒どうする?⇒可能性収束」は、素人の素直な認識ではないでしょうか? 匿名希望 06/07/26 PM08
126775 実現思考とは 吉原徹 06/07/26 PM06
126721 目標は⇒を思考過程に反映させること 磯貝朋広 06/07/25 PM08
126664 「【⇒イコール←】が成立しない」とは、その収束先では不全は解消できないということ 樫村志穂美 06/07/24 PM08
126655 成・否二通りの逆← 野村徹 06/07/24 PM05
126632 70年以降、脈々と続く企業の共認統合体化への流れ 竹村誠一 06/07/24 AM00
126585 自然の背景に精霊を見るも逆境あってこそ 橋本正雄 06/07/23 PM03
126567 その収束先が本物の答えであるか否か? 浅見昌良 06/07/23 AM03
126559 40億年を貫く実現の意志 笠原光 06/07/23 AM00
126531 不全を明確に捉えられれば捉えられるほど、可能性基盤も鮮明になる。 三輪歩未 06/07/22 PM08
126524 矢印(⇒)の先が“どうする?”の答えになっているがが大切 阿部和雄 06/07/22 PM05
126514 数学的視点からの収束 小池祐介 06/07/22 PM02
126491 因果思考に陥る危険性 安倍川もち 06/07/22 AM00
126483 収束関係には『逆境(不全)⇒どうする?』が必ず組み込まれている。 矢ヶ崎裕 06/07/21 PM11
126479 『逆転の発想』の原理 佐藤祥司 06/07/21 PM10
126476 不可能視発のどうする?⇒目先収束(反時代的現象)→逆境(不全)スパイラル 山澤貴志 06/07/21 PM10
126445 旧観念の逆境を共認の逆境に収束させる 佐藤英幸 06/07/21 PM03
126444 欠乏の収束不全 北村浩司 06/07/21 PM03
126432 意識をたどる図解 川田宏子 06/07/21 AM11
126408 どうする?は克服(実現)のための可能性探索で、原因(構造)の至近において有効 斎藤裕一 06/07/21 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp