思考革命:問題意識発から可能性発へ
126261 因果関係と生成関係(実現関係)の矢印
 
四方勢至 ( 60代 京都 編集 ) 06/07/19 PM05 【印刷用へ
実現の可能性を封印され、現実に対する否定意識と(変革)不可能視だけを深く刻印された旧観念パラダイムの下では、物事の摂理を原因→結果という因果関係で理解することが、当然の思考法となっている。
しかし、当然のことながら、その思考法or因果関係からは、決して実現可能性は導き出されてこない。

進化(=実現)の歴史が、常に逆境発の⇒探索(どうする?)⇒可能性収束⇒(新機能の)実現態の塗り重ねであるとすれば、実現の摂理は常に、逆境⇒課題(どうする?)⇒可能性収束⇒実現態という生成関係or実現関係(⇒)で表現されることになる。(かつ、時間軸上では、常に、古い左項から⇒新しい右項へと、⇒が引かれることになる。)

そして、因果関係などというものは、生成関係(実現関係)の中の、最初の逆境という項目の内部を説明するだけの公理にすぎないということも、一目で分かる筈である。もっとも、それ(因果関係の解明)はそれで必要で、徹底した原因分析によって窮極の原因に達することなしには、可能性収束が可能な実現基盤を発掘することはできない。(窮極の原因を打ち破る、より深い実在物が、即ち実現基盤である)

例えば、貧困という逆境の原因として、「資本の運動」という動因を明らかにするだけでは全く不充分で、そこには(「万国の労働者、団結せよ」という観念論以外に)、何の実現基盤も提示されていない。
更に深く「資本の運動」を成立せしめている根本原因をつきとめ、それが生存圧力を基盤にした私権意識にあることを明らかにしてはじめて、’70年に実現した科学技術etcによる「貧困の消滅」が、「資本の運動」を解体してゆく実現基盤であることに気付けると共に、現代という時代が人類史を覆すような大転換期であることをも教えてくれるのである。
 
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
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