生命原理・自然の摂理
126245 NHKスペシャル「恐竜VS哺乳類」第1回
 
田野健 HP ( 45 兵庫 設計業 ) 06/07/19 PM02 【印刷用へ
7月16日のNHKスペシャルでちょうどタイムリーなテーマを扱っていました。見られた方も多いとは思いますが、番組のあらすじと次稿で今回の逆境からの進化というテーマに即して拾い出せる事実を書いてみたいと思います。

(あらすじ)
哺乳類は2.2億年前に登場し、その大半を恐竜と共存してきた。
最古の哺乳類はアデロバステウスでネズミのような形である。その後7000万年経過したネオレステスでさえ形はほとんど変わらず、頭部の化石から判定して体長15cmほどの生物だった。

哺乳類が誕生した時代は恐竜の巨大化進化の時期にあたり、体長33mのスーパーサウルスが最大の恐竜として記録されている。
恐竜がなぜ巨大化したのかについてもNHKスペシャルで扱われた。火山活動の活発化から一大巨大大陸であったパンケア大陸が分割し急激な温暖化が起きた。大量の二酸化炭素が地球上に溢れ(現在の5倍の濃度)それによって植物が大型化し、葉一枚の栄養素が減った。
恐竜が巨大化したのは一定の栄養を摂取するために大量に植物を食しそれを消化する大きな消化器官を必要としたためで、結果大型化の進化戦略がとられた。また、体の内部の骨に空洞をつくりそこから酸素を肺や気のうにとりこむことで薄くなった酸素を余すところ無く使う事が出来た。恐竜は大型化することで寿命を最大200歳まで拡大することができた。

それに対して、哺乳類は小型化で適応する戦略をとった。
昼間は恐竜に見つからない石の下や木の落葉の中に隠れ、恐竜が寝静まった夜に活動した。哺乳類の第一の特徴はその為に獲得した耳の機能である。
外耳から内耳にいたるツチ骨、キヌタ骨の二つの骨の獲得はあらゆる大小幅広い音を聞き分ける能力を身に付け、夜間の光の無い世界でのえさの獲得を可能にした。また、耳の発達と同じくして耳から繋がる脳の進化が特長つけられる。耳の音を聞き分けるために大脳新皮質を作り出し、情報を判断していった。(耳機能と脳の拡大はその後の哺乳類の進化において一貫して継承されていった。)
しかしこの時代の脳の発達は同時に多くのエネルギーを使い食料が多く必要になる。当時の哺乳類は食料を多く採る事で適応できなかったので結果的に彼らがとった戦略は寿命の短期化であった。

恐竜が激変する環境に適応できずに絶滅したのに対して哺乳類が環境に適応して生き残っていった理由の一つに短命による急激な環境変化への適応があったと言われている。リンク
(尚、リンクの中に動画を見るというところがありますのでそこで原始哺乳類のイメージ画像を見る事ができます。)
※原始哺乳類はモグラというよりネズミのような形であったということは発見でした。
 
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