心の本体=共認機能の形成過程
125967 本能のようで本能でない、観念のようで観念でないもの リズムは?
 
コータロー ( 30代 兵庫 ぎたりすと ) 06/07/15 PM11 【印刷用へ
音楽は大きくメロディとリズムに分けられます。このうちリズムは、人類が共認充足をはかるための踊りのツールとして大昔からありました。では、その起源はサル時代までさかのぼることはできないでしょうか?

こんなことを言っている人もいます。
以下、リンクの第3節4「芸術文化=音楽(1)〜(3)」より

[枝の動きのリズム] ところで、我々の体内に、そうしたリズム運動の指令情報を発信する中枢があるからと言って、それをもって、音楽のリズムによる快感の根源とする分けには行かない。音楽のリズムは、体内で生起するリズムではなく、外部から入力されて来るリズムである。
 我々の先祖は、始新世に樹上生活者(サル)になった。サルが、猫属などが樹上に登って来ても、細い枝先に逃避するという専守防衛法で生きて来たことは前述した。細い枝の動きは、振り子と同じで、等時性的(とうじせいてき)なリズム運動になる。サルは、そうした枝のリズム的動きに、常に調子を合わせている必要があった。その結果、サルの内耳には、枝のリズムを正確に感覚する機能が整備され、更に、そのリズム的動きに体勢をうまく合わせ続けるための機能が、神経中枢に備わった。このサルの、枝の動きに合わせる運動の際にサルが感覚するリズムは、外部から入力されて来るリズムである。

[内耳の構造から] 内耳の体勢を感覚する三半規管や前庭の直ぐ傍(そば)に、音を感覚判別する蝸牛管かある。だから、下界からのリズム的振動を感覚する場合、サルにとっては、ただ枝のリズムを感覚出来ればそれでよかった分けだが、内耳の構造から、そのリズムを感覚する機能は、手足に感じる枝のリズムだけではなく、蝸牛管に入力されてくる音のリズムをも感覚してしまう機能を併せ持ったものになっていたのである。前述した、スピード感の場合と同様、リズムを感受する機能が、必要以上の能力を備えていた分けである。音のリズムを感覚することは、サルの時代には、生存にとっての効用はなく、それは、必要な機能に付帯して備わってしまったところの、いわゆる錯誤的進化……灯に飛び込む虫の性質……に属する機能だった。
 ところで、それが、人類時代になって、突如、有用な本能に取って代わったのである。人類は、言語を発明する前に、舞踊を情報の表象,伝達のメディアとしていた。群舞を揃えて踊るには、音のリズムを媒体にする必要がある。そういうことで、錯誤的本能であった音のリズムを感覚する機能は、舞踊というコミュニケーションの道具(集団構成機能)を作り出すことによって、適者の資格要件の一つに列席することになる。音のリズムは、その後、太鼓による遠隔通信の役も果たし始めた。

[類人猿とリズム] チンパンジーが、リズミカルな音を聞き分け、それに関心を持つ性質を持っていることは、種々の観察や実験で証明されている。だが、リズムは、チンパンジーには快感ではなく、寧ろ心の中に恐怖心を湧出するものであるらしい。チンパンジーは、屡々、威嚇法としてリズム的音を使用すると言う。アフリカで餌付けされているチンパンジーでのことだが、石油罐を叩くことを覚えて、それで仲間を脅して、ボスに出世した例があるという。ゴリラの胸叩きによる威嚇は、誰もが知るところである。
 
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9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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