アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
124643 日本の「食」もアメリカに支配されている
 
向芳孝 ( 50代 神戸 現場監理 ) 06/07/02 PM09 【印刷用へ
『アメリカ小麦戦略』(食生活史研究家の鈴木猛夫著)より抜粋し作成しました。
■昭和20年代(1945年〜)---アメリカで農産物の過剰生産、過剰在庫
 戦後日本人の食生活が急速に欧米化した裏にはアメリカの存在があった。アメリカは昭和20年代、小麦、大豆等の過剰生産、過剰在庫が深刻化し、その余剰農産物のはけ口として標的にされたのが日本である。
■昭和29年(1954年)---余剰農産物処理法(PL480)成立。
 昭和29年、アメリカは余剰農産物処理法 (PL480)を成立させ、日本に対する農産物輸出作戦に官民挙げて本格的に乗り出した。当時の日本側栄養関係者も欧米流の栄養学、食生活の普及、定着が必要だとしてパン、畜産物、油脂類などの普及を意図した「栄養改善運動」に取り組み、日米共同の食生活改善運動が推進された。
■アメリカ小麦戦略
 活動資金の多くがアメリカ側から提供されたが、そのことは当時も今もタブーとして長く伏されてきた。 これを一般に「アメリカ小麦戦略」という。
■昭和30〜40年代(1955〜1975年)---フライパン運動、学校給食など
 パンの原料である強力小麦は日本では産出できず、日本人がパン食を始めれば永久的に日本はアメリカのお得意になる。戦前まで少なかった油料理を普及させるためにフライパン運動を展開し、油の必要性を強調する栄養指導が熱心に行なわれた。トウモロコシ、大豆は家畜のエサであると同時に油の原料でもある。余剰農産物処理の観点から欠かせない重要な戦略であった。学校給食ではパンとミルクが無償援助され、子供のうちから洋食嗜好の下地を作ることにも成功した。
■昭和52年(1977年)マクガバンレポート(アメリカは気が付いた)
 アメリカ合衆国政府は1977年に 『 ガン、心臓病、脳卒中などの現代病は食生活の間違いで起こる"食源病"である』(マクガバンレポート)と解明して、欧米型の食生活の改善を促した。欧米型とは、脂肪と動物性たん白質、砂糖の過剰摂取。ビタミン・ミネラルや食物繊維の減少のこと。
■食料自給率たった四割
 「アメリカ小麦戦略」の成功で、小麦、大豆、トウモロコシの九割以上がアメリカをはじめとする輸入品。食糧自給率は四割以下で先進国中最低。
■問題は命にかかわる
 ここまでは、食生活が変わった〜。美味しい食べ物のバリエーションが拡がった〜。程度の認識でいいかもしれない。
しかし、問題は・・・別にある。
■子供が糖尿病にかかり、アレルギー疾患が蔓延している
 問題は、欧米型食生活にともなって病気もまた欧米型となり、日本人の健康状態が非常に懸念される状況になってきたことである。戦前まで少なかったガン、糖尿病、動脈硬化、心臓病、痛風などのいわゆる欧米型疾患は子供にまで広がり、アトピー、花粉症、喘息などのアレルギー疾患も増加の一途である。糖尿病は予備軍を含めて1620万人にのぼり糖尿病に子供が苦しむという前代未聞の事態になってしまった。痛風患者も予備軍を含めて560万人とも言われる。
-------------------------(以上)-----------------------------
□早く、軌道修正すべき!
 今こそ伝統的な日本の良さを再認識すべき時ではないだろうか。食物が急激に変わっても日本人の体が簡単に変わるわけではなく、欧米型の病気やアレルギー疾患が増加するのは当然である。「アメリカ小麦戦略」によって日本の「食」が植民地化され、日本人の健康が奪われているのだ。
この事は「食」に限らず日本人の「意識=社会」もそうである。
心と意識の不整合によって起こる「心の病」も欧米によって植え付けられた「個人主義」の蔓延によって起こっている。
現在の日本人でも縄文体質(共同体)を受け継いでいます、潜在思念に則った行動をすればいいのです。このような事実を知らない人が多いが、気づいた人から警鐘を鳴らし続けなければならない。そうでないと日本は何時までもアメリカに支配されたままである。
 
  List
  この記事は 123108 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_124643
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
282987 小中2000校からパン食消える――「完全米飯給食」が拡大中 岡本誠 13/11/03 AM08
世銀・IMFは「援助」のためなどではなく、途上国から徹底して収奪し尽くすために存在する 「にほん民族解放戦線^o^」 12/04/19 PM11
260420 『フード・インク』(ドキュメンタリー映画)は食糧問題の初心者にお薦め 向芳孝 12/01/11 PM05
204651 事実を知る、そして・・・ 谷口知世 09/04/18 PM04
201148 アメリカによる食料支配=「食料を餌にした市場支配+軍事支配」 西谷文宏 09/03/01 PM02
201090 「アメリカ小麦戦略」は、冷戦を背景とした政治的、軍事的戦略 匿名希望 09/02/28 PM07
191891 食糧バブルはなぜ起こりなぜ崩壊に至ったのか tanvool 08/11/10 PM06
戦後日本の高度経済成長を検証する NO.4 〜無償援助の裏に隠れた穀物メジャーの存在!〜 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 08/08/21 PM07
182449 米国小麦戦略 〜アメリカは日本人にパン食を餌付けすることに呆れるほど見事に大成功した〜 春風 08/07/31 PM06
180899 糖尿病患者が、世界中で2億人。内1億2000万がアジア人!? 塩貝弘一郎 08/07/10 AM01
180497 本来の『食育』を広めていくいい機会 山上勝義 08/07/03 AM11
178954 『食』までもが、市場のシステムに組み込まれてしまった! 匿名希望 08/06/11 PM07
農家所得直接保証 「晴耕雨読」 08/02/15 PM05
TBS「サンデーモーニング」がアメリカによる食糧支配に斬りこんだ 「新しい「農」のかたち」 08/02/15 AM00
155061 学校給食の歴史 前山薫 07/06/23 PM00
151581 マヨネーズ値上げの陰に自給率問題 猛獣王S 07/05/13 PM07
149210 ドッグフードにもアメリカによる経済支配が・・・ GOD-DOG 07/04/13 AM00
食とソフトパワー 「本山勝寛 Road to Harvard:スペースアルク」 07/02/20 PM00
140006 アメリカによる戦後日本に対する食糧援助政策と反共政策の繋がり 06/12/13 PM02
日本のコメ市場 「新しい「農」のかたち」 06/11/03 AM10
134335 捕鯨の禁止もアメリカの政策 奥村博己 06/10/15 AM01
131275 果たして「食品安全委員会」は、「牛肉の安全・安心」について本当に検討できたのであろうか? 恩地元 06/09/18 PM08
124788 気づいた人から警鐘を鳴らす⇒構造化して発信する。 大森義也 06/07/04 AM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、42年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp