次代の活力源は?
124488 『圧力忌避』
 
 ( 20代 神戸 OL ) 06/07/01 AM11 【印刷用へ
>何であれ相手に不快を与えること=相手に踏み込むことをや圧力をかける事にブレーキをかける(124343)

自分の半生を振り返ると、上記のことを最優先に考えて、
仲間関係・人間関係を築いてきたように思う。

「人間にはみんなそれぞれ『権利』があって、『個性』もある」
「我々はお互いに『人格』を認め合い、尊重し合うべきだ」
「自分がされて嫌なことは、他人にしてはいけない」
「相手に迷惑をかけないような生き方をしなさい」

先生や親から刷り込まれるこれらの教えを、
私たちは素直に吸収してきた。

あらゆる圧力をお互いに排除するため、衝突は生じない。
自分の思っていることを口にしないし、
相手の思っていることにも踏み込もうとしない。
相手の行動で何かおかしいと感じることがあっても、
「言ったら嫌がるだろうな」「ややこしくなりたくない」
と思い、思考停止。因って、一見「みんな仲良し」である。

しかし、そのような教育を受けて育った我々に形成されたものは、
「相手を思いやる気持ち」「優しさ」などではなく、
「あなたの不快になるようなことはしないから、
私が不快に思うようなこともしないでほしい」
という『自己中』の意識であり、『圧力忌避』であると思う。

2年前、私は大学を卒業し会社に入社したのだが、
そこで初めて真っ当な圧力を感じ、戸惑ったのを覚えている。

「これはおかしい!」という指摘を受けた時、
「この人、私のことが嫌いなのかなぁ・・・」と正直思った。
また、「もっと○○したほうがいい!」という期待を投げかけられた時には、何とか言い訳・逃げ道を考える方向に、自然と思考が向かっていた。
「私にそんなに圧力をかけないで!!」
・・・そんな意識だったのかもしれない。

昔から、誰かの期待に応えること=自分の活力源だと思っていたが、
実はその期待の中身は怪しかったのではないかと、最近になって思う。
今までの仲間関係において、
誰かに本気で期待されたことなんてなかったのではないだろうか。

社会人3年目の現在、徐々にではあるが、
ようやく周り(みんな)の期待=圧力をしっかりと受け止め、
それに応えるように努力できるようになったように思う。
と同時に、自分自身も周りに期待できるようになってきた。

何故そのように変わることができたのか?
それは、私がつい圧力から逃げようとすると、ちゃんと指摘してくれ、
また、私が期待すると、しっかりと応えてくれる仲間がいるから。
誤魔化し・逃げは許さないという真っ当な評価空間が、そこにはある。

このような期待⇔応望のやりとりでの充足は、
今までの充足とは雲泥の差であることを、日々実感している。

今まで、「相手に踏み込むことを恐れていた」と言えば聞こえはいいが、
本当は「自分が相手に踏み込まれたくなかった」から、
相手・みんなにも圧力をかけないでいたのかもしれない。

しかし、個人主義に立脚した「自分」に囚われていては、
何も実現することなどできない。
それどころか、人も課題も、劣化していく一方である。

>既に動物的な生存圧力を克服した共認社会では、人類的課題に対する期待・応望の同類圧力=共認圧力が解脱充足と並んで主活力源(実現論4_2_07)

我々は、「個人主義」などの倒錯観念に、
無意識に頭の中を支配されているという事実に気づくこと。
そして、お互いに圧力を捨象し合い、表層的な関係を築いていては、
何も実現できないということを肝に銘じること。

共認圧力こそが我々人類の主活力源であり、
その圧力を生み出すのは、他ならぬ、我々自身なのである!
 
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