収束不全:やりたいことが見つからない
122180 阻害された個人の増加が問題
 
浅野雅義 ( 38 滋賀 不動産 ) 06/06/18 AM06 【印刷用へ
18422 四方勢至氏 
>つまり、生存圧力を脱した現代においては、危機意識も統合不全も社会統合も、全ては観念機能に委ねられており、全てのカギは観念内容が握っている。

 「〜〜問題」といわれる社会問題のほぼ全てはあいまいな観念によって、あるいは事実よりも価値観を内包した旧観念によってしか定義されない。例えば、

●高齢者=一般に 65 歳以上の者をさす。65〜74 歳を前期高齢者(ヤング-オールド),75 歳以上を後期高齢者(オールド-オールド)という。

●フリーター=定職に就かず,アルバイトで生計を立てる人。就労意識の変化により,働き方のひとつとして定着〔「平成 12 年版労働白書」ではフリーターを「年齢が 15〜34 歳。アルバイト・パートである雇用者で,男性については継続就業年数が 1〜5 年未満の者,女性については未婚で仕事を主にしている者。また,現在無業の者についてもパート,アルバイトの仕事を希望する者」と定義している〕。
(三省堂提供「大辞林 第二版」より)

 しかし、高齢者の増加が「社会問題」なのは年齢が高いから問題なのではない。年齢によらず集団から一方的に(本人の意思や能力とは関係なく)、役割を奪われれば社会や集団から阻害された「個人」として不全状態に陥るのは必然。その意識統合不全が具体的な結果として自殺や、病気、認知症の発病等から介護問題につながったりする。そもそも人間が社会(集団)から阻害されることに問題の本質があるといえます。。

 その意味ではフリーターも同様で、定職に就かないとは集団に属さない個人の状態を指すのであって、これも同様に阻害問題といえるのでは?

 高齢者もフリーターも概念定義そのものにマイナス価値観のレッテルが貼られており、事実を対象化⇒解決に向かう思考につながらない(機械的な区分としての高齢者という言葉は単なる観念にすぎない)。共通しているのは集団に属さない阻害された「個人」の増加という事実であって、何らかの集団に属さない個人を律する(あるいは統合する)機能は「社会」にはない。だから、問題なのだといえます。
 
  List
  この記事は 18422 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_122180
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp