密室家庭は人間をダメにする
111560 「父権の復活」というよりも・・・・・。
 
大木康子 ( 55 山口 主婦 ) 06/05/05 AM02 【印刷用へ
>ある雑誌で、近頃子供の塾選びに父親が積極的に関わるようになり、これは父権の復活ではないか、と書かれていました。(111357)

 塾の受付の仕事をしているのですが、確かに最近、父親が塾選びに関わる傾向が見られるのは現場でも実感しています。しかし、これをすぐに「父権の復活」と捉えるのは短絡的だと思います。

 以前は父親自身が塾には行かなかった(塾はあっても行っていたのは極一部)世代。しかし、今、小・中学生の父親は、殆どが塾へ行っていた世代です。先日も、3人立て続けに父親の来訪がありました。

・1人目は、父親が中学受験の専門塾から難関私立中を受験し合格。
→息子は難関私学の中受は能力的に無理と思うので、少し下のレベルを受けさせようと思う。

・2人目は、父親が中学受験の専門塾から難関私立中を受験し不合格。
→自分自身は中受には失敗したが、その時に勉強した知識は、社会に出て今の仕事に大いに役立っている。だから、息子にも合・否にこだわらず受験させたい。

・3人目は、父親は公立出身。塾経験あり。
→伸び伸びとした環境が良かった。子供(兄・妹)たちにも、スポーツや習い事をしながら勉強も全力を尽くして、公立トップ校目指して欲しい。

 偶然、3人の父親の来訪が続いたのですが、3人の父親の共通点は、父親が子供の頃塾経験があり、自身の経験に基づいた子供の塾選びを自らが直接関わりたいといったものでした。他にも、父親からの問い合わせや来訪は、概ね同じような印象です。また、殆どの父親はもはや「学歴社会は崩れている」ことも認識されています。

 以上の現場での経験から言えば、「父権の復活」でも「要求主義の父親が増えた」のでもない、私権の終焉から、父親たちが私権課題に向かえなくなり、新たな目先収束として「子育て・受験」に向かっているのでは?と思えるのですが・・・・・・・。
 
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