私は、会社に入って9年目になるのですが、会社の直属の上司といまひとつうまがあわず、仲間とも話しがあわず、一時期本当にやめようと思ったほどでした。
しかし上司のほうは、どうしても私を会社に置いておきたいとお願いだからコミュニケーションを取って欲しい。と言われつづけてました。
つい1週間前から、一枚の紙に上司から朝、手紙を渡され、「返事を裏面に書いて欲しいということで、自分が今思っていることを、率直に書き綴りました。上司は、普段かなりくどい叱り方をする人なのですが、手紙に書かれている文章は、とても温和な表現で、読みやすく、読んでいてあったかい気持ちになりました。
3通目ぐらいから私は、なんで屋で今やってること、なんで屋が常に言い続けていることを、文章にしてみたところ、次のような返事が返ってきました。 以下は上司の文章です。
>現実を直視する。徹底的に追求する。悩みは聞くが決して慰めない。きつい話かもしれませんが、その通りです。あなたが今、会社で置かれている立場をよく考え行動する。誰も慰めてはくれないし、構ってもくれません。その方向を誘導することぐらいしかできません。あとは、自分自身がどこまで出来るのか、その為に人の手を借りてもいいのです。コミュニケーションを取り、人と人とが触れ合うことから始まるのです。どれだけ逃げても問題は、後から後からついて回るものです。それに立ち向かっていかないと、何も見えてきません。なんで屋もそうだと思いますが、なんで屋が悩みを解決するのではなく、その方法をアドバイスするものだと思います。解決できるのは自分しかいないのですから。今、抱えている問題に対して正しいやり方で立ち向かっていけば、問題も解決できます。その方向をなんで屋が考え、客が実行し、解決出来るのではないでしょうか?
マスメディア・政治家はなんの答えを出さない。
これは出せないのではなく、出さないのであると思います。
なぜか、悪い言い方をすれば人ごとだからです。へたなことを言うと、人から責められる、批判される。そんなことに巻き込まれたくないからです。
朝礼でも言いましたけど、やはり自分主義なのです。自分を犠牲にしてでも人のために尽くす人は少ないと思います。
でもやはり、人の気持ちになって物事を考える様になれば、自分も大きくなれるし、人にも喜ばれると思います。そういった会社、あるいは、なんで屋にしなければいけないのではないでしょうか?
正直、それまでこんなに丁寧に返事をくれるとは思わなかったし、「なんで商会」といってたので、あんまり自分のやってる活動に対して、関心がないのかなと思ったのですが、この文章を読んで、感動しました。
口頭では、どうしても価値対立とかになりがちで分かり合えない時が多いがこうやって、自分の伝えたいことを、文書化すると本当に冷静になれるし、相手にも伝わりやすい。ネットではないのですが、「すべてをネットへ・・・と」というのは、正しい方向なのだなと、改めて感じました。
今後も、上司と文書でのやりとりを続けていき、そのなかで徐々になんで屋の構造認識の話も取り入れていこうと思います。 |
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