サル社会を解明しよう
108950 新世界ザルと旧世界ザルの分岐
 
東努 ( 27 大阪 建築士 ) 06/04/13 PM09 【印刷用へ
A4000〜4500万年前真猿登場
Bその後広鼻猿類(新世界ザル)と狭鼻猿類が分化。3500万年前?
狭鼻猿類がアフリカ大陸からアメリカ大陸に渡ったのは約2500年前と言われており(最古の化石がそれ)、当時はアフリカとアメリカ大陸は既に分離しており約500kmしか距離がなかったとはいえ、島伝いに奇跡的に渡った模様。おそらく狭鼻猿類に追われたものと考えられます。
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 4000〜4500万年前に真猿が地球上に登場した後、3500万年前から真猿は2つの進化をたどることになります。後のチンパンジーや人間などにつながっていく旧世界ザルとリスザルなど南アメリカに現存する新世界ザル。約2500万年前にアメリカ大陸に渡った後、尾長ザル<テナガザル系<チンパンジーへと大型化の進化を遂げる旧世界ザルに対し、新世界ザルは、その外圧状況の違いから小型化の進化をたどります。なぜこのような違いが出てきたのでしょうか。

 旧世界ザルがその後、地上に降り大型化を始めるのに対し、新世界ザルは、樹上にとどまりながら各々の種は互いにニッチのすみわけを通して進化していきます。なぜ樹上にとどまったのでしょうか?これは彼らの生息域と関係があるようです。新世界ザルは南アメリカのみに現存し、他の地域が寒冷化し森林が減少していく中、新世界ザルは広大なアマゾンの熱帯雨林のなかで、十分にすみ分けることが可能であったため樹上にとどまることができたのだと考えられているようです。

 しかし、新世界ザルについては化石の発見も少なく進化の過程についての研究もまだまだ未解明なところが多いようです。森林の減少とともにより過酷な外圧の中でそれぞれに力や知能に特化した進化をとげた旧世界ザルと森林のなかで独自の進化を遂げていく新世界ザル。2つの進化の系統を比較することで見えてくるサルの進化史がまだまだあるのかもしれません。
 
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