市場は環境を守れない、社会を統合できない
108902 国家と市場の違い
 
高橋可奈 ( 24 北海道 会社員 ) 06/04/12 PM10 【印刷用へ
国家と市場の違いとは何か、ということに関して、
改めて考えてみた。

>その違いは、根本的には、身分を作り出す国家が闘争圧力に対応した「集団(統合)適応」の存在であるのに対して、お金を作り出す市場は闘争圧力からの抜け道としての「共生(取引)適応」の存在である点に由来している。
>身分(という評価指標)は、肉体的に備わった統合原理である力の序列共認を下敷きにしており、それが上から下まで貫通する身分という観念に置換された事によって、社会全体を統合する機能を持ち得ている。
それに対してお金は、私的な交換の場での評価指標にすぎず、交換の行われる局部局部では統合機能を持ち得ても、社会全体を統合する機能は持ち合わせていない。(31251

市場は局部的に存在するため、局部的な統合のみが行なわれ、
国家は統合するための存在であるために、
全体的な統合が行なわれる。

上の引用部分が違いの説明としては一番わかりやすいが、
局部的であることと、全体的であることによる違いは
なんであろうか。

>事実、市場は社会生活を営む上で不可欠の社会基盤(道路や港湾や上・下水道etc)さえ、決して自らの手で構築しようとはしなかった。それどころか、自ら(=市場の拡大)が作り出した貧困(⇒福祉)や戦争さえ、その遂行と尻拭いの全てを国家に押し付てきた。そして自力で拡大することが出来なくなった今では、自分自身の拡大さえも国家(国債)に押し付け、国家(地方を含む)は700兆もの借金で首が廻らなくなって終った。
ここまで来れば、市場が国家の寄生物でしかないことは、誰の目にも明らかだろう。(同上)

局部的であれば、統合に必要な基盤づくりを担おうという
活力は湧かないし、統合自体も私的な欲求がメインであるため、
他者からの圧力もかからない。

国家には市場を始めとする多くの圧力がかかると共に、
統合のための存在という存在理由が根本概念としてある。


つまり、局部的なものには他者からの圧力がかかりにくく、
全体的なものには他者からの多くの圧力がかかりやすい。

よって、その圧力の差がそれぞれの違いを明確にし、
存在基盤を作り上げているのではないだろうか。
 
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