心の本体=共認機能の形成過程
107950 活力の原点も笑顔の原点も同じでは。
 
今井勝行 ( 中年層 東京 会社員 ) 06/03/24 PM08 【印刷用へ
>高木貞敬著「子育ての大脳生理学」(朝日新聞社)によると、昔、ドイツのフレデリック二世が言語獲得に関する自説の検証のため、赤ちゃんの生理的な欲求は満足させるが、泣いても、話しかけや抱き上げや愛撫などの関係欲求を充足させることは一切しないよう保育係に命じたところ、赤ちゃんは、言葉を出す前に次から次へ亡くなってしまったのだそうです。<田中素さん>

この内容から、詳しい事は分かりませんが、人間は期待応望反応にて活力を生起し、可能性に向かってエネルギーを出していく。これが人間の原点であるならば、この事象は期待応望ばかりではなく、闇空間に放置した状態です。そうなると、期待遮断又は反応断絶状態になり、活力はどこからも生起しない状態になるのではないでしょうか。
そうすると、生命を維持する食欲も抵抗力も維持できない状態となり、死んでおかしくはないと思われます。
親子関係でここまでは行かなくとも、ほんの少しの無反応状態の状況に置かれただけでも、乳児、幼児は期待遮断、反応遮断状態に陥るのではないでしょうか。
このことが、親子の関係で一方的な押しつけや、無反応状態に遭遇するだけで、乳児や幼児は存在不安になり必死で親の期待に応じようとするが、反応がない事で諦めてしまう状態になるのではないでしょうか。社会に出ても諦めが先行し、社会に適応できない人材を生む構造になっています。

そこで、笑顔の原点て何だろうか?
人間には、色々な場面で笑顔を作る事が出来るが、原点と言われふと考えると即座に出てこない。笑顔にはどのようなパターンがあるのだろうか整理すると、

1,笑顔で話しかける・・・相手に敵でない事を示す動作、笑顔で、この場合相手が笑顔で対応するか分からない為、最初に自分は敵でない事を示すサインとして使われる。

2,双方笑顔で反応・・・・敵味方の反応ではなく、この時点ではお互いに共感なり共認が成立した時に出る笑顔。この場合はお互いに同時に笑顔が出る。

3,達成感の笑顔・・・・・・何かの課題を達成した時に出る笑顔で、満足感や充足感を得られた時に出る。

2番目の笑顔が原点のような気がします。そうすると親子の関係や色々な人間関係もこの原点の笑顔がなければ、本来の充足感や不全解消にはならないと考えた方が良いように思えます。赤ん坊が生後3〜半年ぐらいで笑顔を出すが、この笑顔は紛れもなく原点の笑顔ではないかと思います。この時に必ず母親も笑顔で対応しているはずです。そこにはお互いの共感や充足感が満ちあふれた状態ではないかと思われます。
この原点を基本に人間形成がなされる事が重要で、常に共感・共認を体得できる関係形成が、お互いに活力を生起し実現に向かう大きなエネルギーになって行くはずです。
 
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10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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