>そして結果としてその方がメスにとっても、出産時の安全や食糧確保上、有利(より適応的)であったので、その方向(同居し、雌雄相互の期待・応合回路を更に進化させてゆく方向)に進化していったのでしょう。(1549)
メスのとって、役割分担の生殖機能を最大限に発揮するというのは本能レベルで、そのために、より安全な位置を求めるのは当然ともいえます。そう考えると、人間社会で女が保守的で現状維持を求めたり、強い男(昔は腕力や権力、今は認識力)に惹かれるのことも頷けます。
現代のように複雑な社会で闘争存在としての男の役割は、現実をしっかり見つめ、把握して、次の一手を打つ、つまり「答えを出せる」ことです。理不尽だからといって、不満や不平をタラタラ言っているようでは、何の解決策にもならず、闘争存在が泣きます。現実直視から肯定視、これは実際今の世の中では難しい場合が多いのですが、この見方でぜんぜん変わってきます。
同じ闘うにしても、歪んだ顔ではなく、いい笑顔ができるような余裕がより安心感を与えるのでしょう。
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