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105696 セキュリティ業界の存在って?
 
蝦夷穴 ( 28 仙台 ) 06/02/14 PM01 【印刷用へ
>家事労働は電化製品にとって変わられ、紅茶やコーヒーを入れる手間は缶紅茶・缶コーヒーに転嫁され、身体を遊ばす遊びは、ボタン操作一つで勝手に登場人物が暴れ回ってくれるテレビゲームに駆逐されつつある。(この事実は、あまり子供達にとって良くない事だと思う。)そして、人間に要求される唯一の能動的行為は、お金を払うという営み、あとは限りなく受身になっていく事だけである。見る・聞く・食べるという具合に。では、金を稼ぐ営みの方はというとこちらも省力化と自動化が進行し(株式の世界など)、人間の能力は機械やシステムの部品と化してきている。<1371江岸さん>

 受身になっているということに対して、あまり深く考えたことがありありませんでしたが、周りをみてみると、受身行為のものばかりだと思います。

 共同体が解体されたために、発生した業界がいくつかあると思いますが、共同体が成立していた時には、おそらく考えられなかった仕事として、セキュリティ業界が挙げられると思います。

 そのセキュリティ会社のサービスも、個人、特に、高齢者や子どもに発信機機能をつけた携帯端末を持たせ、位置を把握、何かあれば、ボタン一つでその現場に向かうというサービスが好調ということに、はじめは違和感を感じました。

 確かに、最近の事件、特に子どもを狙った事件などが、多発して、親の不安というのは物凄く高くなってきています。これは事件が起きた→不安というベクトルなら納得ですが、そもそも何でそのような事件が起きるようになったのか社会的な背景を考えた対処法を全くとっていないし、考えてもいない。ただ、起きた現象に対して小手先だけの対処法をとっているだけです。

 家、個人、車、ネット等のセキュリティに対する1ヶ月の消費も2万〜3万円かかる家が結構あるそうです。小手先の対処方の方が、儲かることができるからか?だから根本問題に向かおうとしないのか?

 規範の崩壊、共同体の崩壊、個人主義の蔓延がこれらの現象を引き起こしている。

 しかし、この業界は、複数の集団が一つの社会を形成していく中で、社会に必要とされて、ここまで成長してきていると考えれば、

>これまで(前世紀まで)は、物財の「必要」は自明であり、従って人々はその価値の大きさだけを追い求め、お金は専らその価値量=価格を表わすモノサシとして機能してきた。それこそが、お金の本来の機能であった。従って、お金の『必要か否か』のモノサシへの変質は、お金にとっては実に窮屈な、面白くない役回りを強要されるということである。
しかし、それは序の口に過ぎない。それどころか、『必要か否か』という土俵上では、どれだけ多くの人が必要と認めたかが、つまり『人数』こそが、「お金」を超える最先端の評価指標となる。そこでは、お金は人数を判定する基準(お金を払った人だけを人数として数える)にすぎなくなる。つまり、古い評価指標=お金は、新しい評価指標=人数の補助指標に転落する。<33995四方さん>

 新しい、評価指標を獲得していることになるのでしょうか?

 規範の再生ということが根本的解決法で、そこをしっかり築き挙げていかなければならない。しかし、セキュリティ業界にとって、これは、自分達の職を失う事になります。

 ということは、セキュリティ業界は、複数集団が共同体として機能するまでの存在ということになります。そして、みんなで規範を再生する、本当にみんなが望んでいる社会に対して抵抗する存在となる可能性があるのではないでしょうか?しかし、今の社会においては、絶対に必要な存在だと思いますが。

 
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