思考革命:問題意識発から可能性発へ
104930 意識と存在の断絶した社会運動から真の社会活動へ
 
岡本誠 ( 52 兵庫 経営管理 ) 06/02/01 AM00 【印刷用へ
>2.古代の思想運動(孔子、釈迦、キリストetc)
・・・そうである以上、頭の中だけで現実=自らの存在を否定するのは自己欺瞞であり、その自己欺瞞の故に意識と存在(思想と現実)は必然的に断絶し、分裂することになる。(20054

意識と存在(思想と現実)が断絶・分裂しているのに、正常に生活できたのは何でだろう?
古代人が否定したのは敵対的な現実の共認圧力であって、自然圧力ではなかったからなのであろう。自然圧力に対しては、原始人とほぼ同様に対象化し探索回路を作動させた。この探索回路=意識と存在は断絶することなく統合されていた。だから正常に生活できたのだろう。共認圧力を否定して収束した感応観念は、頭の中だけの閉じた本源回路にあるので、正常な探索回路とも断絶・混線することもなかっただろう。

>3.近代の社会運動
近世・近代に至って市場拡大という現実(自我・私益の拡大)の可能性が開かれると、現実否定の感応観念の内部に自我・私益が取り込まれ、倒錯観念は自我・私益を正当化した欺瞞観念(恋愛・人間・自由・個人etc)に姿を変えた。(20055

感応観念が欺瞞観念に姿を変えると、自我・私益が取り込まれた分だけリアリティーが増し、社会関係を変える原動力になっていく。それでも貧困圧力と共認圧力(私権圧力)が強い間は、自然圧力を対象化した探索回路はそれなりに正常に育ち、欺瞞観念の空想性とは一定峻別されていたと思われる。

しかし、貧困の消滅から私権圧力が衰弱すると、それまで人間を正常化たらしめていた現実的な探索回路がどんどん衰弱し、社会共認となった欺瞞観念が、(収束力が低下するにもかかわらず、それしか統合観念がないので)人々をより強く支配するようになっていく。こうして、観念病の変な人間が続出してくることになったのではないだろうか。(今や社会運動家の大半もそう。)

ただこれも、私権社会から共認社会へ移行する過渡期の姿なのかもしれない。肯定すべき現実的な共認圧力(仲間圧力)を対象化するようになると、正常な探索回路が作動するようになり、必然的により広い社会を捉えることのできる構造観念へと収束していく。このような社会が感じられる認識形成の『場』に参加することが、子供も含めて人々が求めている真の社会活動なのだと思う。
 
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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
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