共同体社会の実現
104435 「市場における共生適応」について質問
 
走馬灯 ( 25 千葉 ) 06/01/22 PM10 【印刷用へ
今回、「官から民へ」という小泉さんのキャッチフレーズを検証するにあたって、自由競争を加速させる市場に働く力学=市場原理について議論しました。

雪竹さんの投稿(101948)にあるように、「官から民へ」という考え方は、私権獲得に収束力があった時代において有効な政策であって、現在においてはその論理的根拠を失っている、ということは理解できました。

しかしながら、露店では官の持つ既得権益や怠慢を指摘して、市場に委ねた方がまだしも上手くいくに違いない、という論理をぶつけてくるお客さんが少なからずいます。

これに対しては一連の投稿より、
・官=国家 ⇒ 闘争適応、集団適応 
・民=市場 ⇒ 共生適応、個的適応
という構造を認識してもらう必要があるなぁ、と漠然とメンバーで話し合ったのですが、どうもしっくり来ない事がありました。

答え板を読んで、国家は外圧(=社会課題)に対する集団適応の様式だという下りはグループ全員が理解することができました。

しかし、「市場は共生適応…」という下りがスッキリしません。

共生適応とは闘争によって統合することからの抜け道、という表現がなされていますが、仕事上の実感と上手く整合しません。

どの業界においても幻想価値が成りを潜め、必要か否かという価値軸がドンドン形成されてきていると思います。

例えば、塾という産業も子供達の収束不全を対象化しないことには、認識闘争に適応できません。適応できない企業は当然のことながら淘汰されていくものだと思います。

ボクは今まで、市場原理は強いものが勝つという闘争そのものだと解釈してきました。要するに共生なんて通用しない甘っちょろいものとは当然思えない。(一部、談合などはあると思いますが…)

恐らくは適応の前提となる外圧が、現在は私権圧力と共認圧力がない交ぜになっている状態を鮮明に構造化できなかったことが、今回の会議が迷走した原因だとボクは考えています。

「市場は共生適応である」という事実構造をどなたか鮮明にして頂けませんでしょうか?
 
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