生物学を切開する
103937 Y染色体に刻まれた、闘争存在であるオスの証し
 
斎藤幸雄 HP ( 42 愛知 建築士 ) 06/01/12 PM09 【印刷用へ
> 外圧適応の為に、獲得するものが「変異」です。だから、変異は「闘争存在である雄発」の必然があリます。
 
> 外圧適応して種を存続させる為には、外圧変化に適応する「変異」が必須である。その変異は、外圧に強く晒される雄の側で獲得される。そして、この変異を次世代に継承する、時間差としての役割を雌が担っている。
 
> 雄の「変異」で、生物が進化して来たという事は、以上のような構造だと思います。(72789

 それを裏付ける実験結果が新聞で報道されたので紹介します。

『DNA塩基配列:ヒトとチンパンジー、違い大きいY染色体−−ゲノム全体より4割以上』(毎日:リンク

 ヒトとチンパンジーのDNA塩基配列を比較したところ、男だけが持つY染色体は、ゲノム(全遺伝情報)全体の違いより4割以上も大きいことを、理化学研究所などが突き止めた。ヒトがチンパンジーから分かれた後、どのように進化したかを解明する材料になるという。米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」(電子版)に発表した。

 研究チームは、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)のチンパンジーのオス「ゴン」の血液を採取し、Y染色体のDNAを高精度で分析した。その結果、Y染色体で1・78%の違いを確認し、ゲノム全体の違いである1・23%を大きく上回っていることが分かった。ヒトのY染色体にある免疫系の遺伝子が、チンパンジーにはなかった。

 精子形成では細胞分裂の回数が他に比べて極めて多く、突然変異も起きやすいと考えられてきた。突然変異の積み重ねが新種の生物誕生につながるため、種による差は男だけが持つY染色体で、より大きく表れるという理論を裏付ける結果となった。

 研究チームの藤山秋佐夫(あさお)・国立情報学研究所教授は「ヒトの進化の解明だけでなく、免疫系の差がヒトとチンパンジー、ヒトの男女の免疫力の違いに関連している可能性がある」と話している。

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始原人類がおかれた過酷な外圧状況の中で、男たちが集団の前面に立って闘う姿を思い浮かべます。その闘争過程で獲得した新たな可能性が、Y染色体の「変異」として刻まれているのではないでしょうか。

オスが闘争過程を主要に担い、変化する外圧を真正面から受け、適応するために「変異」を獲得する。一方、オスたちに守られたメスが生殖過程を担い、「安定」して次世代を生み育てる。オスとメスが調和することで種を存続させてきた。この自然の摂理を改めて認識します。
 
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