心の本体=共認機能の形成過程
103628 意味の教育
 
ゲン ( 28 茨城 ) 06/01/05 AM04 【印刷用へ
>出来ないのではなく、本当は出来るようになる必要を感じていないだけなんです(^^;)もっと言うと、出来るようになりたいとあまり思っていない(どっちかっていうと出来るようになりたくない?)。
「いざとなれば、誰かが連れて行ってくれる、教えてくれる。」「出来たとしてもそんなにプラス評価ではない。」薄々と、でも確信的に、そんな風に思っている。当然、何回やっても覚えないし、そもそも真剣に覚えようともしていない。

出来るようになる必要を感じているときに有効な手段として「トレーニング(訓練)」がある。実現できたときの充足イメージを思い浮かべながら、訓練する。はじめは、作業記憶として脳回路上の超短期記憶回路へ収納される。その記憶は長続きせず処理(捨象)される対象になっているのだが、これが「出来るようになる必要」と結びつきトレーニングされる時、超短期記憶回路から長期記憶回路への転換が起きる。

「超短期記憶」から「長期記憶」への転換の鍵は「出来るようになる必要」のようだ。

ということは、いくら「作業記憶回路」を使って何遍もトレーニングして一見「できる」ようになったとしても、それが一つの能力として定着するためには「出来るようになる必要」が前提として必要であるということ。「計算問題のトレーニング」にしても「長文読解のトレーニング」にしても「1輪車のトレーニング」にしても「感謝のトレーニング」にしても、その前提に「出来るようになる必要」「出来るようになりたいという欠乏」が無い状態でのトレーニングでは常に「作業記憶回路」上で処理され、一向に出来るようにはならない。

必要なのは「出来るようになる」ための『意味』。
どうしてそれが必要なのか。何のためにそれが必要なのか。
心底から収束できる『意味』が求められている。

現在の「教科教育」には、この『意味』がトコトン排除されているように思う。「指導要領」ありきで、そこにそれを学習する『意味』は一言だって述べられていない。いや、むしろ『意味』など無い状況で組み立てられているのが現在の「教科教育」の現状であるとも捉えることが出来る。『意味』なんか考えなくっていいからとにかく目の前の課題を処理する力を身につけよ、というのが「戦後教育」を貫いているベクトルではないだろうか。

『意味』を伝えるということはまさに『答え』を出すことに等しい。心底から納得できる『意味』、それが『答え』ではないだろうか。そこの部分から目を背け、目先の演習(トレーニング)でごまかし続けてきた現代教育の行き詰まりは、すでに明らかである。そこから脱却しなければならない。『意味』を伝える教育を、真に考えていくことなしに教育の再興はありえない。

「出来ない、覚えられない」状況に、一石を投じることが出来るのは『意味の教育』以外にありえないのではないでしょうか。

 
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