ガタガタの原因は、私権の衰弱と序列原理の崩壊
103265 劣化収束の連鎖を断ち切る唯一の方法
 
田野健 HP ( 42 東京 監理 ) 05/12/28 PM05 【印刷用へ
「いわれたとおりにやった。しかたがなかった。申し訳なく思う」。ことの重大さとは裏腹に、まるで他人事のように冷静な姉歯建築士のコメントは不気味ですらあります。101758

この言葉だけを聞くとどこにでもある普通の会話だ。そして阿部さんが言うように何の変哲もないどこにでもあるこの言葉が劣化収束を象徴している。
我々は日々仕事をしている。一生懸命やっている。精一杯やっている。
その姿は一見とても劣化しているようには見えない。

最近、私の周りでたまたま同時的に複数のトラブルが起きた。
それらトラブルに共通するのは比較的簡単な確認を見落としたという点である。多くのck段階がありながらその全てで誰も気が付かなかった。気が付いても誰も発信しなかった。結果全てのckをすり抜けて劣悪な成果が最終まで着て発覚する。そしてその結果がとてつもなく大きな問題に発展している。
トラブルが起きれば必ず出てくる「なぜ誰も気が付かなかったのか?」という疑問。今回のそれらの問題のいずれも同様の疑問にたどりつく。

しかし引き起こしたトラブルが作リ出した新たな課題を前にして、その疑問に正面から向かう事も暇も無く忙殺されていく。
トラブルが起きれば必然的にみんなに開きだし、みんなで解決していく(しかない)。確かに火事場の力でその場はなんとか活力上昇していく。しかし、そのトラブルが引き起こした後ろ向きの課題と、なぜ、どうしての答えがないまま次の課題に向わなければならない不安感の集積が言いようの無い空焚きの疲れを引き起こしているように感じる。

最近感じ始めている。劣化収束の根本を絶たねば!と

「なぜ気づかなかったのか」という疑問は全て「劣化収束しているから」という説明で確かに納得がいく。しかし人はなぜ劣化収束してしまうのだろうか?そして、その連鎖をどう断ち切ればいいのだろうか?

トラブルの原因は?
工期が無かった、忙しかった、その時は目一杯だった、誰かが気が付くと思った、自分が浅はかだった。全部言い訳である。言い訳とわかっていながらそれらの言葉が頭をよぎる。結局、劣化収束の原因は劣化収束の期待に知らずのうちに応えていたからに過ぎない。
だから、答えは原因という言葉ではないのだろう?
目的ではないか?
その課題は何の為にやっているのかという劣化しない目的を、もち得なかったからではないだろうか?

何のため=劣化しない目的。そしてそれは一瞬たりとも失ってはならない。

何のため?という問いかけの向こうに必ず社会期待に応えるためという事を肉体的に感じ、明確に観念として意識して取り組まなければ、簡単に誰もが劣化収束の連鎖に絡み取られてしまう時代に入ってきているのではないか。(なぜなら現在は周りが劣化しているから)
コンセプトが仕事において必要だとすれば現在ほど誰もが同じコンセプト(社会期待に応える)で常に自分の仕事を研鑽し組み立て直す必要がある時代はない。

だから、ミスしたときの言い訳は不要である。自分が社会期待や少なくともみんなの期待を見失っていたと自覚し、再びそこに向って課題の捉え方を修正していくしかない。

劣化収束しない為の唯一の方法は社会期待を捉える事である。
そしてそれが捉えられているか否か自分ではわからないから、社会空間への発信が必要であり、投稿が必要になる。
るいネットはそうやって使ってもらえればよい。
周りの審判は劣化しているか否かの唯一の羅針盤になる。
 
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