共同体社会の実現
101979 全てをネットへ⇒「統合サイト」による社会統合
 
西谷文宏 ( 26 和歌山 建築設計 ) 05/12/04 AM00 【印刷用へ
>しかし、現在全ての企業は、序列社会から共認社会への大転換の渦中に存在しており、どの部門でも課題の未明度が数段階、高くなっている。従って、臨戦会合では答えを出すことのできない未明課題を扱う為の会議が、どんどん増えてきた。従って、現在の(臨戦会合を除く)会議は、未明度の高い課題を突破する為にあると云って良いだろう。ところが、未明課題となると、何日までに答えを出せるという確信を持てないので、たいてい期限は在って無いようなものになり、臨戦性(切迫感や緊迫感)が大幅に後退してしまう。もっと問題なのは、未明課題になればなるほど、成員の課題意識が低くなり、殆ど発言が出てこなくなるという事実である。これは、会議の生命とも大前提とも云うべき、末端までの課題共認が(極めて低いレベルでしか)成立していないということであり、会議としては致命的である。(101334

>「答えがないので劣化収束」は現代意識潮流を読み解くキー概念(101690

財政(国債)問題、年金問題、医療問題、福祉問題、教育問題、環境問題、国際問題・・・・
日本の抱える社会問題=社会不全は極めて未明度が高いものばかり。
現代は生存圧力の消滅と言う、生物史始まって以来の大転換の時代だから、未明度が高いのは当たり前。
問題は、これら諸問題に対する識者・政治家=統合階級の答えが、全く答えになっていないと言うこと。(どこからも答えが出てこない)
財政問題⇒民営化のように、統合階級の出すあらゆる答えは目先的で、極めて劣化(収束)している。
言い換えれば、社会統合の現場こそ、もっとも劣化収束が起きている現場と言える。

>これまで、人々は、ホームルームから国会に至るまで、民主主義といえば「会議」と思い込んできた。ところが、どの会社でも、対面会議は上からも下からも嫌われ、厄介物となっているのが現実である。それも当然で、これまで述べてきたように、対面会議には様々な構造的欠陥が刻印されており、そろそろ民主主義=会議という固定観念を見直すべき時がきたように思う。(101335

101334101335で指摘されているように、対面会議は「致命的な欠陥」を孕んでいる。
これは、社会統合の現場である国会でも同じ。
逆に言えば、「対面会議」によって社会統合が行われている限り、あらゆる社会問題の答えはとことん劣化していく→国家がガタガタになっていく=破綻していくことを示している。
時代が進めば進むほど、(本物の答えが提示されない限り)収束不全は益々強まっていく。当然、あらゆる問題の未明度も高まっていく。
もはや一部の統合階級の対面会議で答えが出せるような時代ではない。

>これらの欠陥を突破する場は、全社(劇場)会議orネット会議以外にはない。全成員が一堂(or一板)に集まれば、密室化を完全に防げるし、10人では答えを出せなくても60人なら答えを出せる(更に、60人では答えを出せなくても300人なら答えを出せる)度合いが高くなるからである。とりわけ、ネット会議は、成員の課題意識の温度差(という歴然たる事実)を包摂したまま、(問題意識の高い2〜3割が率先して発信することによって)共認を形成してゆき、次第に全成員を巻き込んでゆくことが可能な力を持っている。従って、全社会議やネット会議によって、対面会議の欠陥の大半は、突破されるだろう。(101337

>万人参加の認識形成の場(統合サイト)を中核とする新しい社会統合機構が作られ、それが統合機関として人々に共認されれば、国家は簡単に廃止(=新しい統合機構に吸収)されることになる。(32086

対面会議の欠陥が構造的事実として整理され、ネット会議の可能性が提示された今、改めて認識形成サイト(統合サイト)による社会統合の重要性を認識すると共に、万人が当事者として「社会統合」に参加するイメージが極めて具体的に見えてきた。
(課題意識の温度差(という歴然たる事実)を包摂したまま、問題意識の高い2〜3割が率先して発信することによって共認を形成してゆき、次第に全成員=万人を巻き込んでゆく)

「対面会議を超えて、全てをネットへ」

企業=単位集団統合に限らず、国家=社会統合まで含めたあらゆる集団統合の答えがこの認識に詰まっている!
 
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9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
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新理論の構築をどう進めてゆくか

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