アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
101718 アメリカの借金約3000兆円!?
 
井上宏 ( 39 新潟 建築コンサル ) 05/11/30 PM06 【印刷用へ

なんでや露店でアメリカの借金額を聞かれ、あまり正確にこたえられなかったので調べてみた。すると驚く数字が現れてきた。

以下、アメリカの借金=三つ子の赤字の額です。
(円換算は1ドル=120円で計算)

@財政赤字
これは、ネットで調べても総額がはっきりわからなかった。特にアメリカの地方自治体に当たる州政府の債務がわからない。そこで本で調べてみたものです。
以下は「実物経済の復活」(副島隆彦氏)からの引用。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
>2002年版のアメリカの経済白書(アメリカ財務省発行)では「2001年の連邦政府の累積債務は5兆7703兆ドル」となっている。・・・・この殆どは米国債の発行残高であろう。日本円に直すと693兆(約700兆)にしかならない。
>しかし実はアメリカでは連邦政府だけではなく50個ある州と、そのなかのさらに市や郡といった地方政府の債務が巨額なのである。
これがアメリカ財務省の累積債務には含まれていない。

>アメリカは、日本よりももっと高福祉国家であるから、公務員の数がものすごく多い。特に地方政府の公務員の数がものすごい。各種の福祉公務員が膨大な数で存在する。・・・・だから福祉国家の重圧に押されて州や市、郡が巨額の地方債を発行している。その額がおそらく6兆ドル(700兆円)を超えるだろう。だから連邦政府の分の700兆円と合わせると1400兆円になる。実に日本の2倍弱である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
2005年ではいくらになるのか?
2004年の単年度で連邦政府の赤字が約50兆円なので、地方(州)の分も同額と想定してみると
1400兆+50兆×3年×2=1700兆円!!

A貿易赤字(モノとサービスを合計した国際収支)
2003年で約52兆円の赤字!(リンク)単年度でこれだけの赤字ってすごい。
では、いままでの貿易赤字の累積値っていくらになるのか?それは、対外債務として現れるはず。これがはっきりしたデータがなかったが、
>九九年時点で約一兆四〇〇〇億ドルに達して・・(リンク

99年時点で約160兆円であり、それ以降の単年度債務を(上記債務50兆から)おおよそ年平均約40兆と想定すると、2005年の対外債務は、
160+40×6年=400兆円 ・・・程度に膨らんでいることになる。

B家計の赤字
>2005年10月19日の日本経済新聞によれば、アメリカ家計の借金が、連邦政府(アメリカ)の債務を上回る8兆ドルに上っているそうです。住宅価格の上昇で借り入れの余力が増し、それが住宅取得目的以外の借り入れも広まったようです。
ちなみに8兆ドルという金額は日本円になおすと、約920兆円! (リンク )

★以上単純に合計してみると借金の合計:
1700兆+400兆+920兆=3020兆円!!

もちろん家計の資産に国債があったりして単純には合計できないし、想定の部分を含んでおり大雑把だが、おおよその目安になると思います。それにしても、すごい額です。(もしより詳しいデータをご存知の方は教えてください。)
※日本の借金1000兆円といっても、家計部門や貿易収支は黒字で、+−すれば借金はかなり少なくなるはず。(詳しくは調べる必要がありますが。)

アメリカのGDPが約1400兆円だから、借金はその2倍以上になる。こんな国が持ちこたえているのも日本などの買い支えがあるからだろう。それにしても実態は分かりにくい。
ムーディーズなどの格付け機関を使ったりして、表向き国債の健全性や競争力などをアピールしつつ必死にごまかしているのではないだろうか?中国やロシアが資産をユーロに移しているのもリスク回避のためだろう。

日本がアメリカを買い支えているのはいったい何百兆円なのか?どこまで買い支えるつもりなのか?・・・・そしてアメリカが暴落したら・・道連れ?




 
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