>次に首雄とメスですが、首雄は多数の若オス達と絶えず性闘争・縄張り闘争を繰り返しており、強い不全感を孕んでいます。従って共感充足の欠乏も強いと考えられます(1549四方勢至さん)
当時の首雄に同化するのであれば、その不全感の強さは容易に窺い知ることができる。
いつ襲われるかわからない恐怖感。餌の掠め取りや縄張り侵犯に伴い、刺激される縄張り闘争本能。
そこからの不全の解消方法(首雄としての戦略方針)は2通りある。
@自らの縄張りを拡げ弱オス達を駆逐する
A不全感を紛らわしながら、現状維持
@に関しては、空間上(樹上)の制約から実現はできなかったのではないだろうか。
Aに関しては、その前段階で獲得した不全解消回路(解脱回路)をフルに使って絶え間なく訪れる不全感を徹底的に共感機能を使って紛らわす。
仲間集団をせいぜい単一の生殖集団しか形成できなかった当時の首雄達にとっては、Aが限界。当時の状況はそのようなものであったことが推察できる。
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