共同体社会の実現
101256 民主主義だけでなく、会議にも欠陥あり
 
足立晴彦 ( 46 大阪 塾講師 ) 05/11/22 PM03 【印刷用へ
会議について掘り下げて考えると、意外な本質的欠陥が見えてきた。会議と言えば共認形成上重要な位置付けにあり、運営上、統合上の工夫こそすれ、欠陥があるなど正直今まで思いつきもしなかった。

その欠陥の一つとは、少人数での会議はその構造上必然的に密室化することである。例えば同じ部門のメンバーが集まり、会議で検討してもそれは他部門のメンバーには知られない密室での議論となる。さらにそのことはよく言えば専門性を高めるが、下手をするとプロの一面的な独断に陥る危険性がある。また密室化は単一集団化し、古臭い私権時代の派閥形成にもなりかねない。これらは明らかに時代の潮流である社会収束、みんなが羅針盤、素人の時代と逆行しているのである。

二つ目として答えを出せないという不全感を、議長も含め全員が共有してしまうことにある。序列原理から共認原理へと、時代の転換期である現在に於いて、旧観念や旧い常識では未明課題に対して答えは出せない。だから長時間会議を行うのだが、不全感を共有すると、これはまさに原猿状態となり、必然的に私的共認や親和に流れ、答えを出すという闘争系の課題共認には向かわない。これでは親和で統合するしかなく、メンバーへのもたれかかりが常態化し、これも派閥形成にしか向かわないのである。

> 近代社会は、民主主義を標榜してきた。だが、民主主義を口にするのなら、何よりもまず日々の仕事の場=生産体を、自分たちで動かすことのできる共同体に作り変えるのが、本当ではないのか。日々エネルギーの大半を費やして生産活動を営む、最も身近な集団を自分たちで動かすことのできない権力体のままにしておいて、はるかに遠い超肥大集団=国家(議会)に四年に一回投票するだけの、西洋式の民主主義など全くのごまかしである。(実現論4_7_05)

民主主義の根底をなす会議もまた、民主主義と同じく誰もその意義や存在を疑いもしなかったが、実は本質的な欠陥がある疑いが濃厚となってきた。
 
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