西洋医療と東洋医療
100489 米国の食糧支配・・・穀物メジャーについて
 
阪本剛 HP ( 32 千葉 SE ) 05/11/07 PM00 【印刷用へ
> また、国際的なコングロマリットである穀物メジャーは、種子への放射線照射で次世代を残せない、しかし冷害や農薬に強い種を作付させることで、農家を実質的な農奴として支配下に入れています。
85090 「市場社会で追いやられてきた、食の価値」 渡辺さん

 穀物メジャーと通称される、数社の企業が世界の穀物貿易の70〜80%を握っている。
 各社のルーツは欧米各国だが、本社はすべてアメリカにある。

■戦略
 穀物メジャーは、世界規模のネットワークを利用して各国の情報収集活動を行っており、その能力はCIA以上ともいわれている。

 国際市場支配の戦略は以下のようなものが挙げられる。
・貿易量のシェアを握ることで、価格統制を図り、利益を得る。
 流通拠点を独占し、生産者側もコントロールする。
・WTOなどの国際機関に市場自由化政策を推進させ、食糧自給を崩壊、各国の市場に食い込む。
・貧困国には、安価な穀物を「支援」の名の元に大量供給し、現地の農産業を破壊し、食糧輸入国へ転落させる。
 
> 食品安全性基準を決定するコーデックス・アリメンタリウス委員会の中枢はカーギル社などの多国籍企業の代表であり、各国の食料安全保障を脅かすとの見方もある。
> コーデックス…はラテン語で「食品基準」の意。FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同食品規格委員会であり138ヶ国で構成。
> 食品安全基準を国際基準として低い水準に統一し、貿易の自由化、海外投資の障壁除去にあたる。
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■穀物メジャー各社の輪郭
 かつて、5大メジャーといわれていたが、買収が進行し、現状はカーギルとADMの2強時代になっている。

●カーギル
 米国系。1865年創業。全世界に700事業所を持つ。
 売上高は710.66億ドル(2005年5月決算)。
 農産物以外に、石油・製鉄、保険などの事業を展開。
 株式をカーギル家、マクミラン家がすべて所有する非上場企業。
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●ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)
 米国系。1902年創業。かつての5大メジャーの一つ、アンドレ・ガーナック、ドレフュスを買収し、現在、世界第2位。
 売上高は359.43億ドル(2005年6月決算)
 日本の花王が合弁会社を作っている。
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●コンチネンタル・グレイン 
 米国系。元5大メジャー。1998年、カーギルが穀物部門を買収。

●ブンゲ
 オランダ系。1818年創業。28カ国に事業所がある。
 売上高は251.68億ドル(2004年12月決算)。
 大豆加工で第2位。南米最大の肥料製造、販売会社。
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●ルイ・ドレフュス
 フランス系。 

●アンドレ・ガーナック
 スイス系。

■政府との人脈
 穀物メジャーは、政府高官を引退後に受け入れて、政府との人脈を形成、政策決定に介入している。

> カーギル副社長であったウイリアム・R・ピアーズ(William R Pearce)は、ケネディ、ニクソン両政権の通商代表部を務めています。
> またニクソン政権の農務次官であったクラレンス・パームビー(Clarence Palmby)は、1972年の米ソ穀物交渉の直前に、コンチネンタル副社長に就任。
> レーガン政権の農務次官であったダニエル・アムスタッツ(Daniel Amstutz)は、カーギル社で長く飼料穀物の輸出を担当し、その後カーギル・インベスター・サ−ビスの社長を務めました。
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 その後、ダニエル(ダン)・アムスタッツは、イラクで農業復興のトップになっている。
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■資料

穀物メジャーについては、以下のサイトが比較的わかりやすい。
国際機関による貿易自由化、食糧安全保障などにも触れている。
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カーギル社 公式サイト
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カーギル社の財務データ
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ADM社 公式サイト
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ブンゲ社 公式サイト
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参考にしたブログのエントリー
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ニクソン政権に関する人物の英名を調べるのに参考にしたページ(アメリカ国務省)
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