最近の学生はちゃんと授業に出ると聞いてもあまりピンときませんでした。
私も去年まで学生でしたが、授業に出てない学生がほとんどだったからです。150人くらいの人が取っている授業でも、出欠をとらない授業では出る人が3人とかでした。でも、みんな大学に来ていないわけではなく、授業には出ずに、校舎の周りのベンチや食堂で友達としゃべったり、部室でまったりしたりしていました。それで、出欠をとる授業は出欠を取る時間だけ参加してすぐに抜けるって感じでした。授業開始直後に出欠をとり、出欠が終わりしだいぞろぞろ列を作り教室を出て行っていました。私自身、一度も授業に出ずに取った単位が何十単位あることか・・・。ゼミですら2年間で出席3回でした。みんなそんな感じで、出席を取った後に抜けることを禁止されている授業でも、寝ている人7割以上、本読んでいる人1割、ボーっとしている人1割、授業を聞いている人はいたのだろうか。教授の中には、「私は研究をするためにここにいて、授業は仕方なくやっている」って言う人もいた。(ちなみに工学部は先生もしっかり授業し、そこそこの学生も授業にしっかり参加していた)
そんな状況でしたが、それぞれ資格をとるための勉強、留学を目指して語学の勉強、クラブには、ほとんどの人が熱心に取り組んでいました。授業=延々と続く教授の話には誰も期待していなかったし、必要性を感じていませんでした。しかし、資格や留学等、何か現実に使えそうなものには、興味を持ち、そこに期待をし、必要と感じていたのだと思います。私は、そこにも興味はなく、大学の中には、クラブやクラス等での仲間とのつながりしか求めていませんでした。
大学時代いつも、大学という無駄に高い授業料がかかる場でなく、それに代わる別の何かみんなで集まる場(単なる遊びの場でなく、しっかり現実とつながった場)があれば良いのにと思っていました。 |
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