法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
209198 憲法審査会の法改正は「検察審査会」の権限強化狙い?〜法務・検察官僚組織の合法を装った超法規的保全
 
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 09/06/20 PM06 【印刷用へ
『“小泉・竹中偽装改革劇場”(ヤクザの代理仕事?)に今も翻弄され、邪悪なカルトの空気に包まれる日本社会の悲惨』(toxandoriaの日記)リンクより転載します。
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 〜前略〜

直近になって漸く意識され始めた「超官僚化した検察(司法)カルト」の問題を取り上げておきます。それは「裁判員制度」と対をなす司法改革の一環とされる「憲法審査会(一般市民11人が審査する制度)にかかわる法改正」にともなう<検察審査会の権限強化>の問題です。なぜか、この問題はマスコミが殆ど取り上げていませんでしたが、6/17の「NHKクローズアップ現代/検察が問われる」が取り上げています(参照 → リンク)。

それによると、『検察審査会は、検察が容疑者を不起訴にした場合、被害者などの申し立てを受けて、その検察の不起訴判断の是非を一般市民11人が審査する制度であるが、従来は、その議決に強制力がなく、起訴相当との決議があっても検察は判断を変えないことが多かった。ので、今回の法改正では、これを改めて“起訴相当の決議”が2度出れば、自動的に起訴されることになった』ということです。

しかし、それでも残る問題は『“起訴相当の審査会の議決”が2度出て、自動的に起訴されることになった』ときに起訴・公判を担当するのが検察官ではなく、裁判所が選ぶ特任弁護士がそれを担当することになっているということにあります。なぜ問題になるかというと、この特任弁護士は法的に<捜査権が与えられていない>からです。つまり、特任弁護士が再捜査の必要性を判断しても、その捜査の仕事そのものは検察官へ依頼しなければならないことになっています。結局、そこでは、当然のこととして検察官僚組織を保全・保守する意志が最優先されることになり、殆どの場合は、検察官がその再捜査の仕事を拒むことになると思われるのです。これは、まさに羊頭狗肉の“偽装法改正”に他ならず、特任弁護士による公判がいかに難渋を極めることになるかが目に見えるようです。

つまり、ここに透けてみえるのは「形だけの新しい制度」を一般国民へ下賜して国民の司法参加を唄いつつ、実は<司法官僚組織のヒエラルキーそのものの保全にこそ狙いがあるのではないか>という疑いをもたれている「裁判員制度」と文字通り瓜二つのもの、言い換えれば「法務・検察官僚組織のカルト化した邪悪な意志」の存在ということです(この問題の詳細については、下記記事▼を参照乞う)。

▼2009-06-01・toxandoriaの日記/ 裁判員制度、記者クラブ制度、麻生・国営漫画喫茶/三つの癒着事例に見る、“暴政”日本のおぞましき潜在光景、
リンク

つまり、いかにも「審査会関連の法改正」で検察審査会制度の改善を図った風を装いつつ、実はその真の狙いが<法務・検察官僚組織の合法を装った超法規的保全>という、まことに邪悪で傲慢な<検察官僚組織の絶対閉鎖的意志=“小泉←→検察”ハネムーン(偽装司法改革が完成するまでのプロセス)の名残(なごり)である国策捜査のエネルギー源≒ヤクザと検察権力の談合>にこそあるのではないか、という疑念が浮上するのです。ここに見えるのは、まさに恐るべき程までカルト傾向が重症化した日本司法制度(法務・検察官僚組織)の姑息で腐臭漂うまで病み爛れた実像ではないでしょうか。

(関連参考情報)

検察審査会制度改正の概要、
リンク

検察審査会の権限が強化 救われる事案もでてくる(?)、
リンク

検察と被告(西松側)の利害が一致し“阿吽の談合”か?・・・“小沢は天の声だった”のサウンド効果付き! → 西松事件、異例のスピード終結へ 検察、被告側が利害一致、
リンク

<偽装司法改革>の傍証事例の一つ? → 初の株式会社立の法科大学院等/LEC(小泉構造改革の目玉の一つ!)が募集停止 定員割れで経営悪化、リンク

 〜後略〜
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