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るいネットメールマガジン【 る い 】NO.137[2005.5.17]
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メルマガ 【 る い 】 NO.137 [2005.5.17]
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1 今週の注目投稿
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★ 社会統合お題より、「マスコミによる共認支配の怖さ」についての
議論をご紹介します。
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◇ 共認形成の場が独占されることが生んだ悲劇
【阪本剛 (31 千葉 SE) 05/05/17 AM01】
>JR福知山線の事故からJR西日本が糾弾されつづけていますが、
その報道のされ方が余りにも、悪者=JR西日本という図式一色
に塗りつぶされているようです。
(参照 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=90617 )
■なぜ情報は事前に出てこないのか?
2005年4月25日に起こった脱線事故で、100名を超え
る乗客が亡くなり、死傷者は600人を越えた。
マスコミは、連日、(行き過ぎだと批判されるほどの)強いバッ
シングを続けているが、その資格はあるのだろうか?
マスコミには、リークも含めた様々な情報が集まってくる。そ
の中には、JR西日本の社内事情や、事故の兆候となりうるよ
うな問題事象・報告があったはずだ。実際、事故直後から、か
なり詳しく過去の情報の報道が始まっている。
事故が起きる前に、マスコミには、事前情報に基づいた問題提
起ができたはずだし、機会はいくらでもあったはずだ。が、そ
うしなかったのはなぜだろうか?
■マスコミと鉄道会社の関係
一つの大きな理由は、マスコミと鉄道会社の関係にある。マス
コミは、自らの商品(雑誌、新聞、テレビ番組)の広告媒体、
小売先として鉄道会社に大きく依存している。
車内の中吊り広告は、費用対効果の高い広告媒体だ。また、駅
のキオスクは週刊誌、新聞の大きな販売ルートである。
もし、マスコミが鉄道会社の批判記事を書けたらどうなるか?
報復として、鉄道会社側は、キオスクから批判記事を書いた出
版社の商品を引き上げるだろう。例えば、1994年に週刊文
春がJR東日本を批判した際、JRは週刊文春をキオスクから
引き上げ、損害賠償を求めて訴えた。結局、文春側は謝罪、和
解金を払うことになった。マスコミ側の敗北である。
(参照 http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=269 )
つまり、マスコミは自分の利益を守る為に、批判することがで
きないでいる。
その(滅多に訪れない稀な)例外が、今回の事故だった。
■共認形成の場が独占されることの生んだ悲劇
今回のような鉄道会社側の落ち度による大惨事、大事件が起こ
ったとき、待っていたとばかりに、大キャンペーンを張り、こ
れまで出せなかった情報がどっと出てきたのは、そのようなマ
スコミ自体の事情があったからだ。共認形成の手段を握る二つ
の勢力のいがみあい、という事情である。
このようなことは、別に鉄道会社に限ったことではない。
マスコミは、広告費をもらっている企業=スポンサーに都合の
悪い情報は基本的に出さない。広告費=自分の利益を失いたく
ないからだ。
重要な情報が出てくるのは、いつも事件・事故が起こった後、
被害者が出てきた後になる。スポンサーからは、普段は貰える
ものは貰えるだけもらっておいて、後からバッシングするわけだ。
しかし、これは異常な事態ではないか?
本来、共認形成の場は庶民みんなのものだ。その中で私利私欲
に関わるからといって、事実が明らかにできないのでは、庶民
は常に被害に受けるばかりだ。ましてや社会を統合することな
どできない。
共認形成の場が独占されている限り、今回のような悲惨な事故
は何度でも繰り返される。そのことこそ、総括されるべき中身
だったのではないだろうか?
全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=90903
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◇ 2,3日のマスコミ観察日記
【佐藤英幸 (42 新潟 塾長)05/02/09 PM10】
1・某新聞紙上で財形の専門家はこう語る。
「これからは国も行政も力を失う、年金も福祉も公共サービス
も今後は確実に低下して行くだろう。市場は縮小し企業活動は
減衰していくだろう。」
「だから自分の財産は自分で守らなければいけない。それが右
肩上がりではない成熟した社会であり欧米諸国では日本に先行
して真剣に個人個人が財形に取り組んでいる。(続きは全略)」
この専門家はおそらく現実を良く見ていない。しかも自前の理
論ではなく学者の理論を自分たちの都合の良いように商用にア
レンジしたのだろう。なぜなら自分(たち)で考えたならば、
そのような傍観者的なコメントはしないからだ。
本来なら、国も行政も力を失うのはなんでだろう。それは国民
に活力が無いからではないのか。国民が活力を失うのはなんで
だろう。(決して私益=活力ではなく)それは今一番必要な仲
間活力が無いからではないのか。とすれば財形とは個人の財形
ではなくみんなが参加できるみんなの社会の財形なのではないか?
また財形の根拠になっている老後の心配だが、自殺原因を探っ
ているサイトがあったので引用した。
>そもそも、経済問題ををすぐに自殺に結びつける報道には問
題がある。というのは、日本以外で、そのような傾向が指摘さ
れたことがないからである。極く自然に考えれば、日本社会の
「ゆがみ」に由来するのであり、経済問題ではない。
(参照 http://www.randdmanagement.com/c_bunka/bu_019.htm )
つまり(個人的な)財形をしても自殺は減少しないと言うこと
である。
2.「自殺は月曜日が多い?」 By 学者
曜日別に自殺の人数を統計した学者がいた。テレビ報道された。
その学者はこう述べた。
「自殺が多いのは月曜日だから日曜日の過ごし方が大事なのです。
日曜日は好きなことをしてリラックスするのが一番です。」
生産課題に取り組んだり、社会課題に取り組んだりして、いい
汗流して疲れた人は日曜日の過ごし方が悪いからと言って自殺
などしない。逆に日曜日にリラックスしたぐらいで自殺が減っ
ているならとっくに解決済みのはずである。以前は週休1日、
今は週休2日なのだから。
もし月曜日に自殺が多いと言うことが事実ならば日曜日に何か
が起きていると考えるのが自然ではないだろうか。言い換えれ
ば家庭の外と家庭の中でのベクトルの和が自殺に向かって伸び
ていると言うことではないだろうか。なぜ生産と生殖の分断に
気がつかないのだろう。
とにかく癒しの問題ではないと言うことではないだろうか。
この2,3日だけを観察しても、マスコミ・マスメディアから
得られた誤った情報は枚挙に暇が無い。逆に誤った情報のサン
プルを得たければテレビや新聞を観察するのがベストである。
そして彼らの情報源は大抵「学者・官僚・政治家・マスコミ」
なのである。
全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=85426
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◇ 素人の社会活動11 マスコミの共認支配
【岡田淳三郎 (60代 大阪 経営) 01/07/19 PM04】
A.村落共同体(深く広範な共認充足)を失った大衆の解脱欠
乏⇔テレビ(前身は、新聞・映画)
●マスコミは、バラバラに分解された大衆の解脱共認欠乏を土
壌にして成長してきたが、同時にマスコミの成長はますます大
衆を解脱個体化させ、更にはこの解脱箱なしには生きてゆけな
いブロイラーの如き存在にさせた。
●マスコミは、解脱情報を武器にして、大衆を支配観念一色に
染脳し続けてきた。それは単にニュース解説etcによってではな
い。娯楽作品そのものの中に支配観念が様々な形で美化されor
正当化されて発信されることによって、大衆は染脳され続けて
きた。
☆しかし、今や支配観念と娯楽作品は、新しい価値を生み出す
力を、全的に喪失した。
●しかし、マスコミが一方通行(統合階級の染脳機関)という
形であれ、バラバラに分解された解脱個体を収束させた全く新
しい社会的な共認形成の場(正しくは共認支配の場)を作り上
げた事は、注目すべきである。
注:そこでは、素人は与えられた番組や芸能人に対する受動的
な評価主体としてしか、存在していない。(もちろん、何がし
かの繋がり充足や癒し充足や発散充足を得ているが、それら全
ては与えられたものでしかない。)
全文 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=6324
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